日本のテレビで放送されてきた『はじめてのおつかい』がNetflixで配信されたことで海外でも話題になっているようです。英語版のタイトルは“Old enough!”(日本語訳するとすれば「もう大人でしょ!」という感じ)
幼い子どもにおつかいをさせることに国内外で賛否両論ありますが、アメリカのバラエティ番組『Saturday Night Live/サタデー・ナイト・ライブ』で放送されていたパロディが面白すぎたので紹介したいと思います。
“Old enough! Longterm Boyfriends!”の内容
『サタデー・ナイト・ライブ』では毎回超大物ゲストが番組ホストを務めるのですが、シーズン47の第20回ではセレーナ・ゴメスがその役割を担っています。番組内ではいくつものコントやパロディが行われのですが、今回はその中のひとつが『はじめてのおつかい』のパロディ“Old Enough! Longterm Boyfriends!”でした。
タイトルの下に日本語で「はじめてのおつかい-長い付き合いの彼氏 2022-」と書かれている通り、おつかいをするのはセレーナが演じるKelseyの恋人Mattです。34歳のMattは彼女に頼まれて化粧品と野菜を買いに行きますが、買うものを忘れて泣き出してしまったり、他のことに気を取られてしまったり、まさにオリジナルに出演していた子どものようです。
見ていて感じたのは、アメリカで制作されたパロディでありながら日本の番組を細部まで忠実に再現しているということです。字幕やナレーション、さらには、アンパンマンとバイキンマン顔が描かれている”Stop!(止まれ!)”の旗や地図上で経路を紹介するピンクの線まで、オリジナル版と見比べてみるといかによく研究して作られているかがわかります。
おつかいに関する表現
番組では「はじめてのおつかい」について、“the hit Japanese show that follows toddlers as they go on an errand all by themselves.”(幼い子どもたちが自分達だけでお使いする様子を追った日本の人気番組)と説明されています。toddlersは幼児、errandはおつかいという意味です。次にこれらが使われている例文を見ていきましょう。
toddlerを使った例文
・I tried get my toddler to eat vegetables.(私は幼い我が子に野菜を食べさせようとした)
・These books are for toddlers.(これらの本は幼児むけです)
・Pretend play in toddlers is important to develop social skills.(幼児期のごっこ遊びは社会性を伸ばすのに重要です)
toddlerは1-3歳くらいを表す英語です。日本語の幼児よりも幼いイメージでしょうか?1つ目の文のようにmy toddlerで自分の子を指すこともできます。また、3つ目の文ではin toddlersで幼児期を表しています。
errandを使った例文
・Will you do some errands for me?(ちょっとおつかいに行ってきてくれない?)
・I need to run some errands.(いくつか用事を済ませてこなきゃ)
・Asking him for advice is a fool’s errand.(彼に助言を求めるなんて無駄だよ)
それぞれの文で errandのニュアンスが少しずつ違っていることがわかりますね。
1つ目の文ではまさしく「おつかい」という意味で使われています。用事が1つであれば do an errand 用事が2つ以上であれば、do cupple of errands/some errands などが使えます。
2つ目の文では「用事」という訳が適切で、errandが買い物に限らず外に用があるときに使うことができると分かります。また1つ目の文のdoをrunにして、run an errand/run some errandsなどと言えることもこの文で覚えてしまいましょう。
3つ目の文ではerrandにfool’sという言葉がついています。fool’s errand は「無駄足」などと訳されることが多く、〜is a fool’s errand. で「〜なんて無駄だ」という意味になります。
他にもgo on a fool’s errandで無駄足を踏むという表現もあります。
まとめ
今回は『サタデー・ナイト・ライブ』の中で放送された『はじめてのおつかい』のパロディ企画である“Old Enogh! Longterm Boyfriends!” に使用された、toddlerとerrandを使った例文を紹介しました。自分の子どもや幼少期について話すときに使ってみてください。
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