高校で習うdemandは、名詞では「需要」「要求」動詞では「要求する」というのが主な意味です。
不可算名詞として使用する場合、次のような使い方があるので確認しましょう。

in demandの意味と使い方
in demandは、be動詞の後に続くものと、名詞の後に続くものの2つを目にすることがほとんどだと思います。またハイフンで繋いでin-demandとする場合もあります。
be動詞+in demand ▶︎「〇〇には需要がある」
この表現では、どのような物や事に需要があるのかを説明することができます。
例えば下のように「〇〇には需要がある」という文を作ることができます。be動詞は主語に沿ったものを使います。
be動詞+in demandの例文
・These skills are in demand.
(これらのスキルは需要があります。)
名詞+in demand ▶︎「需要の〇〇」
需要の状態を説明する際に使うことができます。
よく見るのは需要の増加(increase)と減少(decrease)であると思います。
名詞+in demandの例文 ・There will be an increase/decrease in demand for food. (食糧需要の増加/減少が見込まれます。)
in-demand▶︎「需要のある〇〇」
名詞の前に置く複合形容詞として使うことができます。
in-demandの例文
・You can learn in-demand knowledge and skills here.
(ここでは需要のある知識や技術を学ぶことができます。)
on demandの意味と使い方

こちらもon demandとon-demandがありますが、上の3つとは意味が異なります。
on demand ▶︎「要求に応じて」
on demandは動詞や形容詞に続いて副詞的な役割を果たします。人からの要求や必要に応じてという意味になります。
on demandの例文
・We can provide more detailed information on demand.
(ご要望に応じてより詳細な情報を提供できます。)
・The materials are available on demand.
(教材は必要に応じて利用可能です。)
on-demand ▶︎「要求に応じた、オンデマンド型の」
in-demandと同じように、ハイフンで繋ぐことによって複合形容詞になります。
「要求に応じた」という意味なので、サービスや権利に関して使われることが多くあります。
日本語の「オンデマンド配信」「オンデマンド授業」のように、インターネット上のコンテンツなどに対して使う際は、ほぼ日本語と同じ意味を表します。
on-demandの例文 ・Our school finally introduced on-demand learning. (ようやく私たちの学校がオンデマンド学習を取り入れた) ・abortion-on-demand (無条件妊娠中絶権)
最近ではon demandとon-demandの使い分けはあまり厳密ではないようですが、正しい使い方を覚えて会話や文章に使用してみてください。
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