大学への留学と語学学校への留学では、授業内容や学校の規模はもちろん学校の雰囲気も異なります。今回は私が語学学校へ通ってショックを受けたできごとを5つ紹介します。楽しいだけじゃない語学学校生活について読んでいただけたらと思います。
生徒の態度にカルチャーショック

語学学校には世界各国からさまざまな生徒が集まります。礼儀やマナーの文化が必ずしも自分が慣れ親しんだものとは限りません。生徒たちは反抗的な態度をあえてとっているわけではないのですが、個人的にびっくりしたこととしては以下のようなものがありました。
・常に脚を組んでいる(人によっては片足であぐらをかいていることも)
・キャップやフードを被ったまま
・授業中に食事をしている
カナダでは授業中に生徒が脚を組むことには特に問題がないようです。(先生も脚を組んでいます)
キャップやフードを被ったままの生徒も特に何も言われることはありませんでした。スナックを食べている生徒は何も言われませんでしたが、フォークで食事をする生徒にはさすがに声がかけられていました。
学校や先生によってもルールが異なるようですので、オリエンテーション等で注意をよく聞いておきましょう。海外だからといって立ち振る舞いを無理に他の生徒に合わせる必要もありません。
やる気がバラバラ

カナダで英語を学びにはるばるやって来たのだから、当然ほかの生徒もやる気まんまん…
と思ったら大間違い!授業中にスマホをいじったりパソコンゲームをしたりとサボる生徒はかなりの割合でいます。
もちろん進学や昇給のために懸命に勉強している人もたくさんいます。せっかくの機会なのでやる気のない生徒に流されないよう、集中して授業を受けましょう。
似たようなバックグラウンドを持つ人と集まりがち

せっかくの語学留学の機会に世界各国に友達を作りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、語学学校で友達を作るのは案外大変です。
その理由の一つが、みんな似たようなバックグラウンドの人と集まりがちであるということ。例えば、教室の席に着くとき、なんとなくヨーロッパ出身のグループ、南米のグループ、といったものが出来上がっていました。そういう私自身も仲良くなる人は韓国出身の生徒が多く、いわゆる東アジアグループの一員でいたようにも思います。
言語や雰囲気、外見に共通点がある人と仲良くなりやすいのはある意味自然なことかもしれませんが、日本人グループで日本語ばかり話していてはもったいないので、勇気を持ってクラスメイトと英語で話すことを心がけましょう。
別に日本に興味ない

日本に住んでいると、日本に興味を持って来日した人と接することが多いため、日本は誰もが知る人気の国であるように感じてしまいます。しかし残念なことに、必ずしもみんなが日本に興味があるわけではないようです。
授業中にドイツとメキシコからの留学生とグループワークを行なった際、ドイツからの留学生はスペイン語を勉強していたようで、私以外の2人はスペイン語で何やら盛り上がっていました。
しばらく蚊帳の外でしたが、
試しに“Do you know any Japanese words?”(何か知ってる日本語ない?)と聞いてみたところ、
2人から“None.”(ない)とだけ返ってきました。
「こんにちは」や「ありがとう」くらい知っていると思っていた私としては正直少しショックでした。相手が日本に興味がないと、何を話題にするべきかにも悩んでしまいます。
中には日本に行ったことがあったり、日本に興味がある生徒や先生もいますし、
たとえ相手が日本自体に興味がなくても、自身に馴染みのないものやユニークなものには興味を持ってくれる場合があります。
また話題は国や言語に関することだけではありません。家族や飼っているペットについてなど、
個人的なことを質問すると喜んで話してくれることも多いですよ。
生徒の路上喫煙率が高い

そもそもバンクーバーのダウンタウンには路上喫煙者が多いのですが(マリファナを吸っている人も)語学学校の生徒が路上で喫煙している様子はなかなか驚きでした。先に述べたように生徒の年齢は様々なので喫煙者がいても不思議ではないのですが、非常に若い生徒も多く、中には日本人も混じっていたことには若干のショックを受けました。
後で知ったことなのですが、バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州では19歳から喫煙可能で日本よりも一年早いみたいです。
しかし、少なくとも日本で20歳になっていない人にはカナダで喫煙することをおすすめしません。
また、マリファナをすすめてくる人にも注意してください。
まとめ

・生徒の態度にカルチャーショック
・やる気がバラバラ
・似たようなバックグラウンドを持つ人と集まりがち
・別に日本に興味ない
・生徒の路上喫煙率が高い
以上が私が語学学校に通ってショックを受けた出来事5選でした。留学は楽しいものですがこのようなこともあると知っておいて損はないと思います。気を付けるべき部分を知った上で留学の機会を活用しましょう。
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